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(木造編)


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住宅設計、医院設計、リフォーム設計を得意とする
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高林悟建築設計事務所 :神奈川県横浜市
医院・病院・住宅建築コンサルティングホームページ


図面集 : 平面図15例と簡単な説明
住宅実例: リーズナブルな木造住宅例(建設時価格: 簡単な外構含め 65万円/坪)




一級建築士 高林 悟 のプロフィール

 1948年 山口県生まれ
 1972年 芝浦工業大学建築科 卒業
 同 年 大成建設株式会社 入社
 1988年 大成建設株式会社 退社
 同 年 高林悟建築設計事務所 開設


NEW

2007.4.30

・住宅設計ホームページを全面改定
 
※詳しい経歴は、医院・病院・住宅コンサルティングホームページの「経歴、業務経歴」をご覧ください。





作品
写真集



 25坪の敷地に鉄筋コンクリート造3階建て

住宅雑誌に掲載

外観の磁器質タイルは比較的安価なものですが、目地の割り方を細かくデザインし、優雅なイメージに仕上げました。ほんのちょっとの点にこだわるとリッチな感じになるものです。屋根にアールを付けたのは、美観だけではなく、隣家の日照条件を考えた結果。「気持ちよく住むためには周囲にも気を配るべき」というのが私の考えです。

        
       木造2階建て 

大きな桜の木の横を通り、広い階段を上がり玄関へ。

実施設計;輸入住宅会社
         ↑

夜の姿も想像しながら設計します。
 鉄筋コンクリート造

駐車スペースと玄関を一体化し、魅力的なインド砂岩で壁を構成。その上部は2階居間の前の大きなベランダ。

       玄関アプローチ 

玄関は家の顔。それにこだわって扉も金属造形家に造らせました。この特注扉の素材は厚みのあるアルミと真鍮。右手コンクリートの円柱にバランス良く映えるようにデザインされています。床には黒い石(那智黒)をバランス良く埋め込んでみました。
           

石張り玄関のイメージと、とてもデザインの良い木製ドアのコントラストが気に入っています。床は味のあるメキシコタイルを張りました。
  敷地間口4.7m、21坪の敷地 

奥に細長い敷地の狭い間口での玄関。割り切ってシンプルな壁面にちょっとした庇をデザインし、敷地いっぱいに建てた木造住宅。
    

熟年夫妻の2階LDK


ご家族の希望によるアメリカン・オークのフローリングを生かし、タモの板壁、造り付け家具で壁面を構成し、広々とした落ち着いたスペースに仕上げています。
    


 2階建ての木造住宅LDK 

若夫婦の住宅で、さわやかにのびのびしたイメージで設計。冬はちょっと寒いですが大きなLDKの吹き抜け空間。
壁の一部はシナベニヤのワックス仕上げにフランス製の洒落た照明器具を・・・。


3人の小さな子供達の運動場をイメージした2階のLDK。右側の畳敷き3.5畳は、赤ちゃんの昼寝と子供の様子を見ながらのアイロン掛けのイメージで設計。
    左の写真と同じ場所 

階段室と部屋の間に仕切がないと冬寒いと承知の上でのおおらかな住宅
     

右側が階段なので吹き抜けも大きめに見えます。
 若夫妻には珍しい希望の食堂と繋がっている和室居間

イメージを良く聞いた上、悩んだ末、提案したのが左の写真の居間。床仕上げに畳を使用した居間と考え、ほんの少し和風イメージを醸しだした。床の間、脇床も付けたので楽しく使い込んで欲しい。もちろん埋込み型の座る場所が板敷きの本格的な掘り炬燵を設けています。
 猫目障子のあるしっとりした和室

都心の敷地で窓外がすぐ隣地のため、大きな床までの出窓で広縁のような空間を作り、ブロック塀前に竹垣、外の狭い空間には那智石を敷き詰め、猫目障子で写真のようにすれば落ち着いた和室空間を楽しめる。
       吹き抜け玄関 

とても大きな家なのでできる、大きな吹き抜け玄関。
       

若夫妻の6畳和室

色々な制約で床の間が取れなくて、この木造住宅では一番長い時間考えた部分。
出窓で床の間風スペースを確保し、1.8m巾の2枚引き違い障子の前に可動の横スライドする床の間壁を設け、好きな場所に掛軸や、花器を飾って欲しいと思いながらの特殊な床の間設計。

 木造住宅の玄関

ほんのちょっと、玄関から奥への視線を遮るため曲線壁を設け、右側の居間の両引き戸の扉を開けるとその曲線壁が居間からは正面に見えるようにしました。壁の照明器具は味のあるイタリア製。上框はインターネットで探した5cm厚みのムク板、玄関土間はメキシコタイルでまとめました。
     半独立型のキッチン →

小さな子供がいても、遊ばせながら台所仕事ができます。
       ↑

鉄筋コンクリート造の玄関

決して広いスペースでがないのですが、左壁面いっぱいに造り付けの収納を施し、スッキリとまとめました。右側にスリガラスを用いたのは圧迫感を解消するため。人間の目は、わずかな奥行きによって、ゆとりを感じるものなのです。
床、上框の大理石と木板とのコントラストはとてもきれいです。

← キッチン独立タイプ

リーズナブルのシステムキッチンにして両側にセットの充実した厨房。
奥の棚は、天ぷら鍋を置いても大丈夫なようにモルタル下地のタイル貼り。その下は2種類のゴミ置き場スペース。建物は木造
です。
            

センターテーブルのあるアイランド型キッチン。奥様の集まりや、子供の手伝いにも役にたちます。
         

最近では珍しい、奥様希望のダイニングキッチン。来訪者にも見える場所なので十分吟味して選んだ品格のある赤色のシステムキッチン。実は相当高いキッチンセットです。


コーナー出窓が開放感を与えてくれる2階にある浴室。木と石の自然素材であたたかみを演出しています。この石は和風旅館にもよく使われている素材で、直に座れるほど感触の良いものです。
建物は鉄筋コンクリート造。
     木造住宅1階の浴槽 

天井、壁は青森ヒバの自然素材。床、腰壁は一般的なタイル仕上げの浴室です。奥様の手入れが良く、いつ伺っても板壁はとても艶っぽい良さが出ています。とても喜んでもらっているようです。
       

2階にある浴室。左上と同じ自然素材の床、壁、天井ですが、建築主の希望で桧浴槽です。手入れが少し面倒なことは説明しましたが選ばれました。とても気持ちがよいとのことです。
 外人賃貸木造住宅の玄関

輸入品を多く使用した玄関ホール。アメリカ西海岸のデザイン。

実施設計;輸入住宅会社
リーズナブルな木造住宅の階段 

仕上げ材はごく一般的な材料。階段を上りきった右側に大黒柱的なイメージで、20cm径の丸柱。その柱の足下は綿ロープを巻き付けました。
          

鉄筋コンクリート造の階段

写真ではわかりませんが、左の壁向こうは吹き抜けの部屋、踊り場からは下を覗けます。

段板は、4.5cm厚みのタモムク材ですから踏んだ感触はとても良い感じです。
 大きなアール天井の子供室

半円形の窓は、下の窓から小さなメンテナンス用バルコニーに出て外から拭き掃除が出来るようになっています。
    木造住宅改修での便所 

木製カウンターと部分的な板壁にに鏡、洗面器、照明器具でちょっと洒落たパウダールームにしました。
         

外人賃貸住宅の寝室

この窓は、外観的にもアピール性があります。
 ユニークな最上階の空間

来客
の宿泊用に引き戸を閉めると独立した部屋にもなるユニークな空間。地板、柱は私自身が材木屋で一本一本選びコーディネートしました。小ぶりなテラス前の広めの廊下は日当たりが良い場所なので、子供が遊ぶのに丁度良いと思って設計したものです。
    住宅改修での特注門扉 

建築主の名前のMを使い、私がデザインした特注の門扉。竣工間近の写真なのでありませんが、横の塀にはツタが這うようにしてあります。
         

3人の子供達のために設計した、台所からも子供達の様子がわかる居間の前の大きなベランダ





業務エリア
業務内容


 業務エリア 東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県 他、主に首都圏
 住宅設計業務範囲 戸建て住宅設計、共同住宅(マンション)設計、併用住宅設計、
住宅の大規模改修、マンションの大規模室内内装改修設計
 建築構法 鉄筋コンクリート造、木造(在来工法)、鉄骨造、混構造

 工事金額想定

一般的には下記程度です。地域、建設時期により価格は変わりますのでご相談ください。

鉄筋コンクリート造: 85万円/坪 以上

木 造        : 70万円/坪 以上


※ 決まった建設会社、工務店はありません。その都度最適な会社の競争入札が基本ですので上記は参考価格です。

 



設計料


 業務内容
基本設計



実施設計



監  理

1)企画に関する協議及び調査
2)基本設計図の作成
3)設計説明書の作成

1)実施設計図の作成
2)仕様書の作成
3)建築基準法に基づく確認申請手続きへの協力

1)工事契約に関する協力
2)施工図等の検査及び承認
3)工事の指導
4)現場監督員の指揮
5)変更工事の処理
6)中間及び最終支払いの承認
 報酬額
戸建住宅
(木造も含む)

戸建住宅以外
(マンション等)

 報酬額=工事費×10%


 報酬額=工事費×設計料率P

※ 設計料率Pは、建物種類及び工事費により変動する料率です。詳しくは資料を請求してください。

※ 改修工事の報酬額に関しては、内容、工事費により相当変動しますので、ご相談ください。
 支払条件
設計契約時

確認申請取得時

実施設計完了時

竣工時

 設計報酬額の 20%

 設計報酬額の 30%

 設計報酬額の 30%

 設計報酬額の 20%
 
※ 企画設計のみ、あるいは、実施設計までの業務報酬額についてはご相談ください。





問合わせ
連絡住所


  問合わせ、連絡先  

TEL: 045-983-5752
Eメール: taka-design60@yc4.so-net.ne.jp



 高林悟建築設計事務所

 〒226-0026 神奈川県横浜市緑区長津田町3016-1-1612
        tel 045-983-5752





図面集


どの程度の敷地に、どのような住宅系建物が建つか参考にしてください。
敷地面積21坪〜362坪まで敷地面積の広さ順に掲載しました。

実施物件での最小敷地面積は、木造の場合       : 21坪
                   鉄筋コンクリート造の場合: 26坪
留意事項: 用途地域やその他、法規制により可能な建物の大きさは変わります。
      下記は実際に当事務所で企画設計したものです。



 21坪 の道路側間口4.7mの細長い敷地でのリッチな空間 


設計ポイント: 日当たり、プライバシーを考慮した開放的な空間設計


建物用途 住宅 場 所 神奈川県
構造・階数 木造 2階建 延床面積 25坪(82.8u)



    1階


     2階






設計主旨:
@.坪庭を中程に設け通風と明るさを確保
A.2階居間は、プライバシー確保と日当たりが難しい南側を避け北側に。そのLDK(約11畳)の日当たりと立体的な開放的な空間確保のため片流れ勾配天井で居間の南側天窓の高さを人が出入りできる高さまでとした。
B.その勾配天井を利用し3畳程度のロフトを設置
C.2階居間の階段室側には、締め切っても明るさや狭苦しさを余り感じない障子4枚引き違いを設け、夏は4枚障子を取り外して居間を広く見せる工夫。
D.居間南側からはしごで、2階屋上のベランダ(物見台)に出られる。酒の好きな主人の友人との月見酒に利用。






 36坪 の隣家に四方囲まれた敷地での三つの物語(企画提案) 


設計ポイント: 若い3人家族の将来を踏まえ、ピアノ教室の取り扱い方と広々感の追求


建物用途 住宅 場 所 東京都
構造・階数 木造 2階建 延床面積 31坪(115.1u)他

敷地面積36坪の建築関係の法律の厳しい地域でも、いろいろな住まいの考え方による提案が可能です。その参考として3案提示しました。


A案 





1階

           
2階


設計主旨: コンパクトな四角な家 (2階居間)
@.建物が外部から見えづらいこともあり、コストを配慮したコンパクト設計
A.南側を広くあけたオーソドックスな間取りの家、2階LD+和室で22畳空間確保
B.厨房より居間、和室で遊ぶ子供を監視でき、洗濯も2階でほとんど2階で暮らせるプラン
C.1階ホールは将来は夫婦寝室に改築、それまではピアノのある広い玄関ホールにするのもおもしろい。
D.将来、和室10畳+押入は子供室4.5畳+子供室6畳に改築。



B案

1階


2階



設計主旨: 厨房を家の中央に据えた家 (2階居間)
@.2階厨房から出入りできるインナーバルコニーが玄関ポーチ上に設置可能
A.食堂、居間を日当たりの良い南面に。
B.1階南側洋室は第二の居間的な使い方。将来は夫婦寝室+ウォーキングクロゼット、もしくは狭い寝室+子供部屋に改築可能。
C.和室10畳は、将来、大部屋の子供室か、子供室4.5畳×2室に改築。
D.厨房より居間、和室で遊ぶ子供を監視できる。
E.1階洋室をLDK、納戸を厨房に改造し、1階にLDKも可能なプラン。


C案



1階


2階


設計主旨: 吹抜けのある家 (1階居間)
@.吹抜けが多く廊下の少ない開放的プラン。但し冬場は少し寒く空調環境は良くない。
A.1階居間南側を広く取り、インナーテラス設置。
B.2階に吹抜けを設け、16畳ある広い1階LDKの日当たりを確保。玄関から居間出入口扉を開けた時に開放感を感じることができる。
C.階段を上がったとき、スケッチ断面図のように外が見え、又、吹き抜けを通して階下の居間が見えるので開放感がある。
D.将来、2階和室8畳は夫婦寝室、2階南側6畳(プレイルーム)は子供部屋。吹抜け部分を改築し5.5畳の子供部屋も可能。
E.2階和室の様子が分かり、子供と会話可能のため等の利用で厨房の天井は一部吹き抜け。






 38坪 の商店街敷地での木造店舗住宅から鉄筋コンクリート造の店舗住宅への建て直し 


設計ポイント: 店舗間口を最大限確保し、店舗+自宅以外は貸ワンルームマンション


建物用途 店舗+自宅+賃貸住戸2戸 場 所 東京都
構造・階数 鉄筋コンクリート造 3階建 延床面積 84坪(279.7u)


1階(店舗)




2階(倉庫+貸住戸)




3階(自宅)


設計主旨

@.2階に8坪のワンルームマンション2戸、最上階の3階に自宅専用エレベーター設置の25坪の2LDKの自宅






 44坪 の敷地であれば盛りたくさんの建物も可能です。 


設計ポイント: 東側の川を意識し、車4台スペース+事務所+3LDK自宅、残りのスペースに1DK貸住戸を無駄なく確保


建物用途 店舗+自宅+賃貸住戸5戸 場 所 東京都
構造・階数 鉄筋コンクリート造 5階建 延床面積 130坪(432.6u)

     

2階(事務所+自宅(メゾネット住戸))





4、5階(貸住戸)


1階(車庫)


3階(自宅+貸住戸)


設計主旨

@.5階に住戸があるが敷地が狭いこと、建設場所、及び、1DKという住戸を考慮しエレベーターなしとする。
A.4台車庫+事務所+3LDKメゾネットの自宅+1DK貸住戸5戸







 47坪 の敷地に熟年夫妻の事務所+自宅 


設計ポイント: 部屋の数を最低限にして、部屋の広さの割にはゆったり感を追求


建物用途 事務所+自宅 場 所 東京都
構造・階数 鉄筋コンクリート造 2階建 延床面積 45坪(150.3u)


  

2階(自宅)
    道路

1階(事務所+一部自宅)



設計主旨

@.南東かど辺りのみが隣家の庭で建物がないため、そこからの日照、通風を最大限に利用。
A.廻りに緑が期待できないため、建物真ん中に坪庭を設け事務所も広々とした感じを受けられるようにし、家の中心とした。
B.小規模な建物のため、1階の和室は自宅用にも事務所用にも使用できるように配慮。
C.2階に数時間は日当たりが確保できる広いベランダを確保した。






 49坪 の敷地あれば、3LDKのマンションが可能です。 


設計ポイント: 収支を考え、無駄なく、貸し床面積を確保


建物用途 店舗+貸事務所+自宅+貸住戸2戸 場 所 神奈川県
構造・階数 鉄筋コンクリート造 6階建 延床面積 170坪(561.2u)



1階(自営店舗)








2階(貸店舗)



基準階








 54坪 敷地もあれば、リッチな3階建て住宅ができます。 


設計ポイント: テーマは奥様の趣味のバラ。パブリック空間の2階にバラの空中庭園


建物用途 住宅 場 所 埼玉県
構造・階数 鉄筋コンクリート造 3階建 延床面積 95坪(315.0u)


2階(パブリックスペース)
3階(プライベートスペース)

    1階(車庫2台+事務室)




設計主旨

@.空中庭園の他、1階車庫アプローチ側壁面は石張りの上に「つるバラ」

A.1階の大きな玄関ホール土間は大理石壁面の下駄履き応接コーナー、家族使用の事務所と中庭を利用し家族のティータイムスペースにも。

B.2階食堂は、プライバシーを得ながらの開放的な空間

C.奥様の水廻り動線を配慮






 72坪 の敷地で廊下から天井高4mの広い玄関ホールに降りる仕掛けの住宅 


設計ポイント: 坂道勾配を利用し魅力的な玄関ホール、道路側から見える緩い曲面壁に丸形ガラスブロックをはめ込んだ夜景、大きな曲面壁とポイントを絞った建物


建物用途 事務所+自宅 場 所 東京都
構造・階数 鉄筋コンクリート造 3階建 延床面積 75坪(248.0u)


   

2階(パブリックスペース)




3階(プライベートスペース)

1階(事務室+車庫)


設計主旨

@.玄関を道路勾配を利用し1.5階レベルに設置、使いやすくし、エレベータは設置しない。

A.曲線壁を持つ4mの高い天井の広い玄関ホール(8畳程度)を確保、その中に2階へ半階上がる曲線階段を設置し家の格とした・

B.部屋は希望通り東向きを主とする。

C.階段の壁は緩い曲線壁とし、その壁に丸形のガラスブロックをたくさんはめ込む。夜になると丸い小さな光が道路からきれいに見える。






 80坪 の敷地でめいっぱいの4階建て、180坪の大きな住宅 


建物用途 住宅 場 所 神奈川県
構造・階数 鉄筋コンクリート造 4階建 延床面積 180坪(595.6u)


2階

4階

1階




3階







 109坪 の敷地、元麻布であれば、ゆったりした住戸3戸が最適です。 


設計ポイント: 土地柄を考えたマンション設計


建物用途 共同住宅 場 所 東京都
構造・階数 鉄筋コンクリート造 B1階、3階建 延床面積 196坪(648.5u)



1階(玄関+車庫+メゾネット住戸)





2,3階(フラット住戸)

B1階(1階とのメゾネット住戸)

メゾネット住宅1戸+フラット住宅2戸

共同住宅3戸(152.01(45.98)〜187.73(56.78))







 122坪 の敷地、代官山であれば、2棟のこのような分譲住宅が成立します。 


設計ポイント: 行き止まり道路と二つの敷地の関係と土地柄を考えた分譲住宅


建物用途 分譲住宅2棟 場 所 東京都
構造・階数 鉄筋コンクリート造 B1階、2階建 延床面積 168坪(556.5u)


2階


1階


B1階



設計主旨
延べ床面積 : 西棟221.26(66.94) 東棟335.32(101.44)
特徴(西棟): 67坪(221.2u)

        1.地下に多目的室10畳
        2.サウナ、バーコーナー、暖炉
        3.家庭的な3人〜4人家族想定
特徴(東棟): 101坪(335.3u)
        
        1.地下に工作室
        2.バーコーナー、暖炉、エレベーター、応接室、小さなアスレチックルーム
        3.活動的な夫婦で3人〜4人家族想定、住み込み家政婦がいて、来客も多い
        4.玄関スペースを重視し、居間は少人数のパーティが可能







 197坪 の郊外敷地。10戸の2DK木賃アパートに楽しい外観を 


設計ポイント: 場所的にちょっと貸しにくい建設地のアパート、適切な住戸広さ、間取りをベースに楽しい外観に


建物用途 木賃アパート10戸 場 所 神奈川県
構造・階数 木造 2階建 延床面積 135坪(446.2u)

木造アパート10戸(12坪(39.7u)〜15坪(48.7u))

1階(間取りは2階も同じ)







 237坪 の敷地内高低差12m程度ある崖敷地でも、こんな住宅が可能です。 


設計ポイント: 高低差を利用して、のびのびした住宅を追求


建物用途 住宅 場 所 東京都
構造・階数 鉄筋コンクリート造 2階建 延床面積 84坪(276.4u)


2階

配置

1階







 362坪 の都心敷地に建つ複雑なマンション 


設計ポイント: 袋地状の特殊な敷地により建物を大きく三つに分け、階段共用の5階建て建物と専用階段を持つ住戸群に構成される3階建ての2棟で一体的な建物を構成


建物用途 共同住宅 15戸 場 所 東京都
構造・階数 鉄筋コンクリート造 B1階、5階建 延床面積 681坪(2,250.8u)








 坪 の敷地に建つ住宅展示場の住宅 


設計ポイント: 普通の住宅ではなく住宅展示場という特殊な建物


建物用途 住宅展示場住宅 場 所 東京都
構造・階数 PCコンクリート造 2階建 延床面積 85坪(283.2u)




2階


1階


展示場住宅は特殊な建物です。住宅から逸脱した感じを与えてはいけませんが、そのプレハブ商品の良さを十分に出す演出と、展示場ならではの設計ポイントがあります。例えば、美術館のように周遊できるプランにするなどがそれにあたります。






 住宅設計の実際(木造住宅の例) 


この物件は2年前に竣工した若い夫妻の木造2階建て住宅です。予算や施工会社の特徴を考慮し、外観はごく一般的に、内部は楽しい空間を目指した住宅で、外構含め総額(設計料のみ別)が、建設当時で65万円/坪(建設場所:神奈川県)というリーズナブルな価格の住宅です。造ってくれた職人の人たちは全員、誠実で良い仕事をして頂きました。特に、大工さん親子には丁寧な仕事をしてもらい心から感謝しています。

最近も建築資材の少しづつの高騰が続いていますので、おそらく今では、75万円/坪程度になるのではと推測しています。また、この辺りの場所は、小さな工務店が設計施工で行うごく一般的な木造住宅で、60万円/坪程度と推測しています。建設場所によっても建設会社によっても工事金額は変わってきますので、参考としてご覧ください。   2007年4月






ポーチ、及び、玄関タイルは私の好きなメキシコタイルを建築主にも喜んでもらい使いました。

250角程度の低温で焼成した精度の悪いタイルで欠けやすいのですが、とても雰囲気があります。よく、店舗に使用されています。実物は写真の色よりももっと暖かみのある良い色です。

上框は、インターネットで無垢の60mm厚みの安いタモ材を探し出し大工さんに削ってもらったものです。少し乾燥不足のような材でしたので少し心配ですが温度差のない玄関ですから反らないだろうと思っています。

下駄箱奥の曲面壁の中は、パウダールーム(トイレ)です。付いている照明器具は、建築主と一緒に決めたイタリア製照明器具で、なかなか良い雰囲気のものです。

天井クロスは、薄い茶色のクロスで落ち着いた雰囲気にしてあります。


玄関ホールから、いきなり吹き抜けのある居間へ。この住宅の見せ場です。華やかな雰囲気にしました。1階の天井はシナベニアワックス仕上げ。当初の予定ではシナベニアに白いペンキか白いオスモカラーを考えていましたが、大工さんの丁寧な仕事で、そのままでもとてもきれいなので、建築主と現場で話し合い素地にワックス仕上げという材料そのままに近い仕上げにしました。とてもきれいです。
まだ、子供がいないご夫婦ですので、一部屋だけ子供部屋を造り二部屋目の希望は将来増築しやすいようにしておいた吹き抜け空間を提案しました。子供が2人目か3人目の時には、部屋に生まれ変わる吹き抜け空間です。
いつもは、開放的に使用してもらいたいと思い、扉は両引き込み戸になっています。
床暖房は予算の関係で取りやめました。冬に備え体を鍛えてくださいと伝えてあります。何せ吹き抜けは寒さが堪えますから。もちろんサッシは複層ガラスの断熱サッシです。
とても、気分の良い空間で、私自身気に入っています。


天井は、勾配天井で構造材をそのまま出しました。木造のおもしろさを味わって欲しかったのです。梁は、本当は丸太のままの梁をしつこく追求したのですが、価格的に、又、その施工会社ではどうしても扱わないとのことで、丸太の両面を削った上下のみ丸みの残った梁になりました、それでも雰囲気は十分出ています。
天井材は、桧板です。節なしは高いので節ありにしましたが、私自身は節がある方がおもしろいといつも思います。
写真では分からないのですが、暖かみのあるクロス壁、1階天井のシナベニアをアールの付いた木で縁取り、そして一番上の桧板の勾配天井という組み合わせで、実際見た感じは写真より木の感じをほどよく感じる雰囲気のでている空間に仕上がっています。
右上の照明器具は、きれいな磨りガラスのドイツ製照明器具。2階正面の横長の照明器具は壁に半埋め込みの単管形状のすっきりした松下電工の照明器具です。

玄関ホールと反対側は、シナベニア天井のダイニング空間です。この壁のシナベニアは大工さんがとても丁寧に目地幅も気を付けながら施工してくださったのできれいです。工事中に見てきれいなシナベニア壁にペンキを塗る気がなくなり、素地のままにしようと思ったきっかけの壁です。お陰でこの空間の当初の色関係の予定がかわり、色を決めるのに苦労をしました。
右奥が台所です。境にある柱は、200mm径の丸太柱を素地のまま使用しました。力強く艶のある柱です。
2階上部に見える照明器具は、十分吟味して選んだフランス製の照明器具です。シナベニアに合ったきれいな照明器具です。


2階から見下ろした写真です。
2階の手摺柱は、米松。少しずつ良い飴色になっていきます。それに真鍮手摺をからめました。ゴールド色は好きでないという建築主には内緒でしてしまいましたが、とても喜んで?・・・・・・・・。
私も若い頃はゴールド色は好きではありませんでしたが、今は、少し渋い真鍮は大好きです。この建て主も仮に今はどうかなと思っても後20年ぐらいすれば必ず?好きになると思います。余談ですが、若いときは自分自身が輝いていますから派手なものは不要でしょうが、年齢になると少し派手目なものが似合うようになるのではと思います。
過去に、材料のテクスチャーを説明するのに赤ちゃんを抱いた母親の建築主を前にした時に、赤ちゃんは、肌が張っていて光り輝くけれども、少し年齢がいくと細かなしわが寄り光が乱反射して落ち着いた感じに見える。それと同じで材料も表面が・・・・と説明しましたら、即座に「例えが良くありません!」と言われ、次の言葉を失ったことがあります。説明は難しいものです。

2階の吹き抜け空間です。右側は階段があります。黒っぽい造り付け家具は本棚。


階段は、レディメードの木製階段です。勾配天井になっています。登り切った右側の柱は、200mm径の丸太柱を デンと据え付けました。迫力があります。柱の下側は400円?/m程度の綿ロープを巻きました。見えますか?
綿ロープは過去にも使いましたが、綿ロープを扱う問屋で購入すると安いのですが。一巻きいわゆる何百メータも買わないといけないので、東急ハンズ渋谷店で探した16mm径綿ロープです。麻ロープもおもしろいのですが、今回は綿ロープにしました。
写真では分からないのですが、右壁と左壁のクロスはわざと変えています。左壁は洋風な感じのクロス、右側は和風の感じのクロスです。若いときは統一したデザインにしていましたが、最近は混在させ、うまく調和させるデザインが好きになっています。


TOTOのシステムキッチン。奥の棚は熱い鍋が置けるようにモルタル下地に滑りづらいようにざらざらした表面のタイル(外部床用)を使用しています。昔、ある奥様の希望で造った鍋置き棚です。住宅設計の長い私ですが、料理をしない私にとっては一番苦手な空間です。
棚下のへこみは、ゴミ箱置き場(私の勝手なイメージで造りました)。左側のカウンターに電子レンジ、トースター、電気釜を置けるように設計してあります。
窓の向こうには道路向かいの家のきれいな樹木が見えます。
流し前の小窓からは、2階から降りてくる人が確認できる小窓です。子供と目と目だけの楽しい会話がしてもらえればとの思いで設けました。酔っぱらった旦那の監視用になる可能性もありますが。? そういう感じの全くないスマートな雰囲気のご主人です。


上と同じ台所。奥様の希望で少し大きめの天窓を付けました。北側を向いた天窓なので夏に台所の温度が上がらないので安心して設置しました。とても明るい空間になりました。ついでに勾配天井にして広い空間の演出。もちろん勾配の一番上部にはパイプファン(換気扇)を設置しています。
奥は、当然ダイニングです。建築写真家ではない私のことですから、奥にばっちり私の鞄が写っています。ついでに鞄の左側は傘です。

よく私は、浴室の天井、腰壁上の壁は、青森ヒバの板張りにするのですが、建築主の希望で壁はタイルにしました。床は、大浴場によく使われる滑りにくい大型タイルを使用。


和室は、ほんの少し悩みました、ある程度年齢の人の和室であれば悩まなかったのですが若い人にどのような和室を提供すれば? それに6畳と狭いし? コスト的にフスマ紙も・・・。
結局、いつもは少し落ち着いたフスマ紙の色にするのを明るい色にし、面積的に床の間を確保出来ないので、出窓を仮り床の間とし、いつか花か掛け軸を掛けてほしいとの私の勝ってな思いで障子の前に可動壁を設けました。建築主から希望されたわけでもなく、考えればお節介な設計ですね。
フスマの引き手は、桂離宮の板戸に使われているものと同じ形の引き手で、もちろん手作りです。赤坂の清水商店で私自身が建築主へのお祝品として選んで購入したものです。素人目にはその値段には見えないと思いますが、結構高い商品ですよ。大事に使ってもらえればと思っています。
照明器具は奥様希望の和紙提灯照明。少し暗いかな?


寝室。奥の出窓は腰掛けになっています。建築主の希望もないのに、なぜ、腰掛けか? 
単に、私が出窓腰掛けが好きで、どこかに付けたかったのですが、たまたまここしかなかっただけです。少し無責任な設計ですが? 昔の日本家屋の2階の部屋には、よく窓外に肘掛けがあり、そこに横座りして外の景色、道行く人を眺めたり、本を読んだりしたものです。昔の映画で良く出てくる場面があるでしょう。そのようには今の建築基準法では危険と言うことで出来ませんし、私の頭の中だけの郷愁を、その雰囲気は一切なく単に腰掛け場所を造るだけの設計に転化したスペースです。
建築主の想像力に期待したい設計です。やはり少し無責任な設計ですね。写真には写っていませんが、右側の壁面にまともな出窓が設けてあります。




概略の仕様や条件

主な構造材
 基礎  ベタ基礎(布基礎より丈夫ですが少し割り高な基礎、住宅メーカーでほとんど採用されている。)
 土台  12cm角の桧材
 柱  12cm角のエンジニアウッド
 和室柱  表面のみ薄い桧材を貼った物ではなく、桧そのもの。12cm角
 梁  エンジニアウッド(一部吹き抜けに見える梁として丸太太鼓梁を使用)


主な外部仕様
  屋根  コロニアル葺き(一般的な屋根材)
 外壁  マジックコート塗り壁(塗り壁の中では高級な塗り壁、設計事務所が良く使用)
 ポーチ、玄関土間のタイル  メキシコ製の250mm角の雰囲気のあるタイル(私の好きな、寸法、色合いもメキシコらしく、いい加減で何ともいえない雰囲気があるタイル。よく店舗に使用される。)
 サッシ  全て断熱サッシ(複層ガラス)、掃き出し窓は雨戸付、1階の小窓のみ面格子付
 玄関扉  ごく一般的な既製品アルミ製親子扉
 バルコニー  ごく一般的なアルミ既製品             


主な内部仕様
 床  便所、浴室、洗面所以外は全て15mmの無垢フローリング材
 壁  一般的なビニールクロス
 天井  吹き抜け部天井: 桧の節のある板張り(節のある材の方が安い。見た感じおもしろい)
 食堂、居間の天井 : シナベニア素地 ワックス
 その他の天井   : 一般的なビニールクロス
 浴室  天井は青森ヒバ板張り、床は300角タイル張りの在来浴室
 上框  天然木の無垢タモ材40mm厚(幅160cm、奥行き45cm)
 枠  塩ビシート貼り枠は一切使用せず、木製(スプルス)にクリアラッカー
 キッチン  TOTOスーパーレガセス (冷蔵庫は含まない)
 キッチン      : 2550mm幅(ガスオーブンなし、食洗器付)
 ワーキングカウンター: 1800mm幅(ガラス扉、吊り戸棚付)
 床下収納   1200×600のキッチン床下収納庫設置
 下駄箱  松下電工既製品 幅=1680mm(吊り戸棚付)
 大黒柱  飾り用の大黒柱(構造上は105mm角で良い)200mm径の丸太を2本使用
 建具  シナベニヤにクリアラッカー、一部、強化ガラス、古代ガラスをはめ込み。和室には紙張り障子
 クローク  主寝室はクローク付、洋室にはクロークなし


主な設備仕様
 冷暖房  壁掛けエアコン4台設置。床暖房なし
 給湯  瞬間ガス湯沸かし器(浴槽追い炊き付き)1台
 換気  建築基準法に準拠した24時間換気システム設置
 インターフォン  テレビ付インターフォンを、門、玄関に各1カ所
 便所  1階便所は、手洗洗面器をコーリアン(人工大理石)のカウンターに設置
  曲面壁には細いタイル張り
 浴室  洗い場水栓、バス水栓。バス水栓は自動水止め機能付き
 その他  パソコン配線用でLANコンセント2カ所設置









役立ち
情報



 役立ち情報リスト

 □ 建築に関係する諸々の費用

 □ 資金計画チェックリスト表

 □ 地鎮祭の現状

 □ 住宅設計のポイント: 台所、ダイニング

 □ 住宅設計のポイント: 夫婦寝室

 □ 住宅設計のポイント: 子供室

 □ 住宅メーカーに関して

 ※ 随時追加していきます。内容にご希望があれば連絡ください。対応できる内容であれば追加していきます。

 




●● 建築に関係する諸々の費用 ●●


最近、ご予算はと聞くと「総工費としてX円までとしたい。」との返事を受けることがたびたびあります。右肩上がりでない時代、住宅建設計画に関わる全体費用を正確に把握したい気持ちは良くわかりますが、建築主の言う総工費とは実際どんな項目が含まれるのか判断ができず、工事費としていくら使えるのかわからない。そうすると設計もしにくい。

総工費としての項目はどんなものが考えられるか、思いつくまま金額の大小を考えず下記に羅列してみました。分類は各社違うので注意のこと。

(建築本体工事費) 建築工事、設備工事(屋内の排水、給水、ガス工事)、電気工事、空調工事
(付帯工事) 屋外設備工事、下水管引き込み工事費及び申請費、給水本管取り出し工事及び局納金、冷暖房工事、杭工事、外構工事、解体工事、造園工事、電柱移設代
(諸費用) 敷地、地盤調査費、設計料、確認申請手数料、契約印紙税、工事中の火災保険料、金融公庫申請費、消費税
(諸費用) 減失、表示保存登記料、抵当権設定登記料、不動産取得税、電気製品購入費、カーテン代、家具購入費、引っ越し費用、仮住まい費用、融資関係諸費用、地鎮祭、竣工式費、NTT電話取り付け費
(不測の事態による別途工事) 地中障害物撤去工事費、浄化槽撤去工事費、諸官庁行政指導対策費、近隣対策費(目隠し工事等)、電波障害対策費

参考に思いつくまま羅列しましたが、工事費+設計料でX円であれば話は簡単ですが、総工費と言う場合は、建設計画に関わる諸費用は多岐に渡るため大まかにどの程度を総工費と考えているか、お互いにある程度までのすり合わせは必要と思います。


( 小話 )
以前、給水本管取り出し工事(道路内の水道本管から宅地内の水道メーターまでの水道局が行う工事)金額を明確にしてほしいと強い希望があったことがあります。公である水道局の仕事のため事前には工事金額がわからない。水道局と渡り合ったが無理で、結局一般的な金額と判断して「35万円程度」と返事を建築主にせざるを得なかった。ところが実際水道工事が終了し水道局から建築主への請求は100万円を超えました。建築主からのクレームで同じ水道局に掛け合った結果、道路が都道であり一般の区道や市道とは道路掘削、復旧の仕方、面積、深さに対する規準が違いそのような金額になったことが判明した。
さすが水道局と思ってしまいました。前回の話し合いの時、場所まで言ったのだから、その時、都道の場合は規格が違うと一言言ってくれればと思う。結局、建築主に何とか納得してもらい支払いしていただきました。
現状では建築に関わる工事費を全て明確にするのはほんとに難しいことなのです。







●● 資金計画チェックリスト表 ●●


簡単な資金チェックリストを作成しました。余り詳しすぎるのも使いづらいし、この程度が良いかと思い作成したチェックリストです。








●● 地鎮祭の現状 ●●





住宅を建設する場合、地鎮祭、上棟式、竣工式等の儀式を執り行うかどうか建築主は迷う。又、費用はいくら必要か、そもそも建てる住宅に直接寄与しない儀式に費用を掛ける必要がほんとにあるのか。建築主にとっては悩ましい問題であることが多い。

建築の儀式は工事契約書には記載されず建築主が自主的に行うものであり、建設会社より強制されることは基本的にはない。良心的な建設会社は「儀式を行うかどうかは、お客様が決めていただければ結構です。もし、行う場合は、様式及び費用はお客様が決めて下さい。アドバイスやご協力はいたします。」と言うに違いない。しかしこれでは何となく後の工事のこともあり、執り行った方がよいのか実際迷うと思う。

では、何も儀式をしなかったとき、後で損をするのか。

契約上にも関係ないし、良心的な建設会社であれば関係はないし、あってはならない.


住宅メーカーの場合は余り建築の風習を引きずっていないため行わない場合も多いと聞く。古くからある建設会社は儀式をしてほしいのが本音である。心付けをいただくためと言うよりは一区切りの気持ちのためと思われる。

私の場合は、どうしているか。

地鎮祭だけはできるだけ行うよう建築主に御願いする。それは、今から建築主、施工会社、設計事務所がみんなで力を合わせ、一軒のすばらし家を心を一つにしてここに建てるのだという気持ちを共有するためである。

工場製品でない手づくりの家である以上、人の気持ちは大事だと思っている。

費用は心付け含め、10万円〜40万円程度で一般的に行う。

建築主、建設会社が直に費用や規模を話し合うと、お互い本音で話し合えないので最初から私が積極的に関与する。両方の本音を探りながら納得のいく形で話をまとめる。

上棟式、竣工式は建築主の気持ちを尊重するので、それぞれである。


(地鎮祭の簡単な説明)
地鎮祭とは、その土地を守護する神をまつる儀式。地鎮祭の式場は、四隅に笹付竹を四本建て注連縄(シメナワ)をして、神官が儀式を行う。建築が滞りなく成し遂げられて、敷地と共に永久に安らかにあるように祈願する儀式である。






●● d−11.住宅設計のポイント(1) 台所、ダイニング ●●


いろいろな参考本が出版されているので、私なりのポイントを羅列であるが述べてみたい。

料理あるいは食べることを大いに楽しむ場合は別にして、一般的にキッチンは合理的に考えた方が良い。寸法も無駄なく必要寸法を確保することが望ましい。
食後すぐに食器を洗い片づける家庭は開放的なキッチンで良いが、そうでない場合は独立型が望ましい。共働きで主婦が忙しい場合は、感覚的に嫌でなければキッチンラインにつなげて洗濯機置き場を設けると料理と洗濯が一緒に出来る。又、主婦動線の厨房―洗面所―浴室ラインの連携を配慮するとなお良い。
小さな子供がいる家庭は、洗いシンクがあるラインを部屋側に設ける等、開放型キッチンとし子供の遊ぶ姿が見える状態で料理が出来ることを考えたい。又、2階建て以上の住宅の場合は、水廻り(厨房、洗面所、浴室)は同じ階にしたい。

昼間、奥様の友達がたくさん集まる家は、開放型キッチンとし、キッチンに絡めて大きなテーブルを造り付けで設置し、お互い料理しながらおしゃべりできるキッチンも楽しい。勿論、夫婦でそのように楽しみたい家庭も同じである。居間を狭くしてDKを広く取りファミリーリビングとして十分機能させるのもおもしろい。
料理が好きで、みんなで作り食べることが好きな場合は、一般的な考え方に捕らわれず自分たちで夢を追いながらキッチン設計することが望ましい。
子供が独立し高年齢夫婦だけの場合、私はオープンキッチンが望ましいと思う。お互い話をしなくても、料理している姿、食卓で新聞読んでいる姿等を、目の隅に確認でき、相手の気配を感じられることが良いことと思う。全ての夫婦に通用するとは思わないが。


両側にキッチンラインの場合、一人で料理を行うときは両側のキッチン間隔は80cm以上あれば十分であるが、キッチンセットの下の扉を開けるとき屈むがその時、容易に扉が開けられることが必要。人によっては80cmでは苦しいかも知れない。私は85cm〜90cm程度確保する。
又、二人で料理するのが常の場合は、間隔は120cm程度ほしい。料理中、2人がクロスしたときに問題ないように。
キッチンの高さはメーカーのショールームで十分確認すること。高すぎると水を扱うとき肘から水が滴ってしまうし、低いと腰が痛くなる。高さは一般的には85cm、90cmのキッチンが多い。少しお金がかかるが一番下部の袴の部分で高さ調整が微妙に出来る場合がある。毎日使うものなので十分納得した高さにした方が良い。又、吊り戸棚の設置高さは身長を考え配慮すること。

長年料理していると、調理の動きが右側あるいは左側に動く癖がついている。余り気にしない方は良いが、その癖を変えたくない場合は、洗いシンク、調理場所とガステーブルの位置関係を検討すること。
キッチンカウンター材質はいろいろあるが、こだわりがない場合はステンレスが良いと思う。扱いやすいし、汚れにも強い、そして食器を落としたときに割れづらい。開放型キッチンの場合は他人に見えるのでコーリアン程度にしたい。石を使いたい人がいるが豪華さは十分発揮できるが、ワイングラスを倒しただけでも割れるのでその点、留意すべき。
輸入キッチンについて、イタリア製のキッチンはデザイン、色がとてもきれいであるがピアノ塗装の場合、指紋や汚れが気になる。余り料理をしない人、良く清掃する人にお薦めか。ドイツ製、頑丈でありデザインも良く一般の人にもお薦め。外国製は日本から撤退されると部品が補充出来なくなるので、昔から日本に代理店があるメーカーを使いたい。
システムキッチンはオーダー注文で製作してくれるところもある。設計者がデザインし大工さんが作ることだって可能である。一般的には割り高。

配膳台の位置は十分検討すること。余り考慮しない建築主が多いが、良い場所に確保すると料理を出す時、片づけるときに随分楽になる。
煮物が多い場合は、換気扇フードの中に照明が組み込まれているタイプを選ぶと良い。鍋の中がよく見える。
キッチンに吹き抜けを設置する場合、必ずにおいと熱が上がることを考えた上で判断すること。
システムキッチン以外の食器棚は、4人家族の場合は、最低1200幅程度の食器戸棚があれば何とかなる。しかし食器が好きな方は、それでは少なすぎる。








●● 住宅設計のポイント(2) 夫婦寝室 ●●


夫婦寝室は場合によっては難しい。一般的にはベッドであれ、布団であれ、夫婦寝室は一間である。大きな住宅も増え空間的に夫婦別々の寝室を確保できるようになってきた。若いときはともかく、ある程度の年齢になると別々の部屋にそれぞれの寝室を確保することは悪くない。ねる時間帯も違えば朝の寝起きの動作も違うであろうから良い場合も考えられる。
しかし、いままで一間で就寝していた場合、夫婦のどちらかが一間を希望する場合は別々の寝室は好ましくない。夫婦といえども他人である以上お互いの感情は大事にすべきであると思う。そのようなケースでも、もしどうしてもと言うことであれば、体半分が見える程度の固定の間仕切りを設置する考えもある。可動はどの程度閉めるかの時にお互いの感情状態により誤解を招くので好ましくないように思う。
住宅での希望を聞くと、男性はほぼ8割が風呂、屋上、予算、時に書斎にしか興味を示さない。女性はその他の部分全てに興味を示す。家は女性が管理していることを如実に示している。しかし寝室はお互い遠慮があるせいか意外と希望が強く出てこないように思う。私が思うに、夫婦といえども距離を置きたくなることがしばしばあるが、距離を常におきすぎると永遠に近づかないことになりかねない。不快なことがあろうと夜は一部屋で常に過ごさざるをえないのは良いことかもしれない。

私が設計するときに考えること:
日本の場合、ホテルのスイートルームのような使い方をする人はまれである。一般的には夜しか使用しない。したがって余り大きな部屋にする必要性はないと思う。それでもベッドであれば10畳程度、和室であれば8畳程度がほしい。布団、ダブルベッド、セミダブルベッド×2、セミダブルベッド+シングルベッド、シングルベッド×2の組み合わせがあると思うが、ベッドの場合は余り部屋が狭いと掃除がしにくくなるので注意を要する。
ベッドの場合、ヘッドボード側の窓はよく出窓にする。ベッドに入るとき頭の方に壁があると圧迫感を感じる。又、頭の上にちょっとした物が置けるのは悪くない。

子供部屋は育ち盛りでもあり南側に配置すべきと思うが、夜しか使わない夫婦寝室は南側でなくて良いと思う。但し、北側窓しか確保できないような場所だと冷え込むので避けた方が良い。朝日の入る東側に窓があるのは、朝のすがすがしい日を浴びて起きられるで気持ちがよい。寝坊の人には好ましくはない。
交通量の多い側の窓は良くない。昼間の音の感じと、夜に受ける感じはずいぶんと違う。昼間はほとんど気にならない音が夜は異常に気になる。

一般的には落ち着いた雰囲気が良い。4面の壁とも白っぽいクロスにするよりは、少しトーンを落としたクロスにし、予算があれば1面程度は板張りとするのも良い、落ち着く。照明も白熱球のほうが落ち着く。少し気分的に遊びたいときは、家の中でただ一ヶ所天井を見る部屋なので、天井をおもしろく考えるのも良い。
収納は、可能であればウォーキングクロゼットと普通のクロゼットの両方を確保したい。ただ、家具が好きで英国家具、イタリア家具等々を置きたい人は、造り付けの家具は位置、扉形状には留意したい。又、家具は上部に飾りがある場合が多いので、天井高さも普通より高く確保したい。そうしないと家具を置いた時、寸づまりのイメージがする。
壁掛けエアコンを設置する場合、寝たときに顔に直接に冷暖房風がかからない位置に設置したい。







●● 住宅設計のポイント(3) 子供室 ●●


住宅の間取りを考える場合に、親と子供の関係は大切な問題である。この厳しい世の中、勉強してもらうために勉強部屋を確保するのは一つの選択とは思うが、子供専用の小さな寝室のみにし、例えば階段室を広げてそこに勉強コーナーを設けることだって良い方法である。
一番気になるのは、子供が外から帰ってきたときに親の居る場所を通らずに、子供部屋に行ける間取りである。子供も一人の立派な人間として対応すべきだが、やはり経験不足によるいろいろな問題が生じる場合がある。そのため高校生までは、出入りする場合には親のいる場所(例えば、居間、)等を通過していく間取りも十分考慮に値する。

プランの制約が仮にあっても2階に夫婦寝室、1階に子供部屋は良くない。夜の出入りがわからないので、できれば夫婦寝室は玄関脇が望ましい。子供を信用しないわけではなく、人生の経験不足による子供への被害を食い止めるためにである。
子供部屋を広くとるのも考えものである。広ければ広いほど居心地が良い。そんな子供部屋を確保すれば、子供は部屋から出てこない。狭い子供部屋であれば用事のない時は居間で時間を過ごす可能性が高くなる。そこに家族の会話が生じ一つの良好な家族関係が生まれる素地ができる。狭ければ物も整理する、それも工夫しながら。

大事なことは単に十分な子供部屋を与えることではなく、良好な家族関係を築ける、子供の創造性が豊かになるためにどのような子供部屋をその子供に確保すれば良いか考えることが大切である。
家とは単純に、居間、寝室、洗面所等の部屋の名前が付くものがあればよいとの考え方もある。しかし、そんな考えを全く捨て自分たちの家族関係を良好にするための設計手法も建築主の協力と理解があれば程度の差こそあれ可能である。







●● 住宅メーカーに関して ●●


わかりづらい建築業界の中で、プレハブメーカー(住宅メーカー)は、一般の人には疑問や不安を持っている内容に対して割と対処している。建物に対して余り「こだわり」のない方は、プレハブメーカーも一つの適切な選択肢です。私自身、大手建設会社の住宅開発部門に長く在籍した時代もありますが、工場生産品とはいかないまでも、良く検討した上で商品として出しています。
ただ、プレハブメーカーも多く存在し、どこが自分達に合う会社か探すのも大変です。又、大手住宅メーカーでさえも、営業担当者によっては夜掛け、朝駆け営業をしてくるのも実際に見ましたし、打ち合わせを断っているのに門を乗り越えて訪れ、警察を呼んだ事例も実際に知っています。そのようなケースは余りないとは思いますが、十分注意して選択する必要があります。








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